東京野鳥観察会

　

　パナソニック松愛会
首都圏支部
作成代理　田口

　　こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
　　関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
　　さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
　　初心者歓迎！ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう。

「水元公園」野鳥観察会の実施報告

場　所	水元公園（葛飾区）
日　時	平成３０年６月１７日(日)　9:30～15:00
コース	金町駅南口～(バス)～カワセミの里～小合溜沿いの小道～水生植物園～バードサンクチュアリ～メタセコイアの森～(昼食)～水元公園～菖蒲まつり会場～南蔵院(しばられ地蔵)～(バス)～金町駅南口～金町駅北口(懇親会／はなの舞）
参加者 (敬称略)	細井忠雄、伊藤正、東海林治、尾原武、野口隆也、石原幸子、鵜飼順子、藤田隣子、石毛稔恭、古味英子、中嶋繁、田口春一郎、殿村保夫、戸谷輝夫、山崎雄一(担当)、倉光幸司(担当) [１６名]

小魚を捕えたカワセミ

報告
	梅雨の最中でしたが幸い降ることもなく、かえってきつい日差しもなかったので快適な散策が出来そうです。まずはいつもの「カワセミの里」で、お目当てのカワセミを待ちましたが、カラスや猫が居座って期待通りにはいきませんでした。ただ小合溜沿いの小道辿って行くと対岸にカワセミを発見、しかもダイビングと餌獲りまで披露して大サービスでした。またバードサンクチュアリ（野鳥の聖域）では、カワウやアオサギの群れが間近で観察できて、特に初めてこの観察地を訪れた方々は、しばらく観察窓に釘づけ状態で愉しんでおられました。自然のままに暮らす野鳥の姿は、どんな鳥でも魅力的に見えるものなのですね。そのあとヨシ原に出ると、すぐにオオヨシキリが目の前に現れ、高らかに囀りを聞かせてくれました。これこそ夏の水辺の観察会といった風情ですね。　菖蒲まつりの真っ最中で、水元大橋の付近からは家族連れなど人通りも多くなり、野鳥観察をする環境とは程遠いものがありましたが、ここからは気持ちを切り替えて、私達も祭りの雰囲気を楽しみ、見事に咲きそろった花菖蒲を鑑賞することにしました。菖蒲園の前ではお茶席もあって堪能した後、帰路は南蔵院の「しばられ地蔵」に寄ってみました。しばられ地蔵の由来　（南蔵院の案内パンフレットより）. 　享保年間、呉服問屋の手代が荷車に反物を満載して南蔵院の門前を通りかかった。ここらで一服と門前に車を止め境内で涼をとる内に一眠りしてしまった。目が覚めると荷車が無くなっており、青くなって番所へ駆けつけた。　名奉行の大岡越前守の直々の取り調べとなり、「寺の門前に立ちながら泥棒の所業を黙って見ているとは、地蔵も同罪なり、直ちに縄打って召し捕って参れ」と命じた。かくして地蔵はぐるぐるに縛られ、車に乗せられ江戸市中を引き廻され南町奉行所へ。物見高い野次馬が、どんなお裁きが始まるかと奉行所になだれ込んだ。頃を見計らった越前守は門を閉めさせ「天下のお白州に乱入するとは不届至極、その罰として反物一反の科料申附ける」の一声。　奉行所にはその日の内に反物の山が出来たが、その中から盗品が出てきて、それを調べると当時江戸市中を荒した大盗賊団が一網打尽となった。越前守は地蔵尊の霊験に感謝し、立派なお堂を建立し盛大な縄解き供養を行った。
観察種	（日本鳥類目録順）
	・カルガモ・キジバト・カワウ・アオサギ・カワセミ・コゲラ・オナガ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・シジュウカラ・ツバメ・イワツバメ・ヒヨドリ・メジロ・オオヨシキリ・ムクドリ・スズメ・セグロセキレイ・カワラヒワ・カワラバト　　　　　　　　　　　　　（計２０種）

記事(戸谷)、写真提供(野口・東海林・田口・山崎・伊藤・戸谷)

水元公園の水路「小合溜」と「メタセコイアの森」をバックに
野鳥保護区をのぞき込む面々	夏のヨシ原はオオヨシキリの囀り

＊このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
　右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
　少し解像度を上げた写真（拡大可）を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
　

スナップ写真コーナー

（クリックで写真多数）